「その作品が最高かどうか見極めたいなら、音楽を聞けばいい」といった旨の言葉があります。
この言葉が示す作品とはゲームやアニメなど音楽が流れるものであれば、全てにあてはまるものの、少なくとも良い映画を探すには的を得ているでしょう。
何しろ「E.T.」や「ジュラシック・パーク」、「タイタニック」など名作には名曲がつきものです。
名作の曲や主題歌が流れれば、自然とその作品を思い出します。
そんな音楽たちをひたすらにリスペクト(特に黒人音楽を)しつつ、コメディやアクション、さらにはミュージカルも取り込んだパワフルな映画が「ブルース・ブラザース」です。
「ブルース・ブラザース」あらすじ
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作品タイトル | ブルース・ブラザース |
放映時期 | 1980年(アメリカ) 1981年(日本) |
主な出演者 | ジョン・ベルーシ ダン・エイクロイド ジェームス・ブラウン キャブ・キャロウェイ キャリー・フィッシャー |
――お前ら、孤児院を救おうとしている俺らの邪魔をするなよ!?
シカゴ郊外の刑務所、ジョリエット刑務所から1人の男ジェイク・ブルースが出所した。
強盗をして捕まり、3年間の刑期に服していたジェイクを迎えてくれたのが弟のエルウッドである。
何故かパトカー(中古)で出迎えたエルウッドに突っ込みながらも、ブルース兄弟は再会を噛み締め合う。
そのまま2人は世話になった孤児院の院長にジェイクの出所の報告と挨拶におもむくのだが、そこで兄弟は孤児院が閉鎖の危機に陥っていることを知ることに。
11日内に5千ドルの固定資産税を支払わなければ、立ち退きをしなくてはならない。
ジェイクとエウルッドは自分たちの所持金を差し出して援助しようとするが、「自分の罪を償いなさい!」とにべもなく断られてしまう……兄弟のお金は強盗などの犯罪行為でつくった金だったのだ。
それでも孤児院を救いたい2人は孤児院で良くしてくれた用務員カーティスに相談する。
するとカーティスはクリオウファス牧師の礼拝に参加することを勧めてきた。
行きたくなさそうな兄ジェイクを弟エルウッドが何とか連れてき、2人はクリオウファス牧師の説話を聞くことに。
歌と踊りを盛り込んだノリノリな説話を目にしているうちに、ジェイクに天啓が降りてくるーー「そうだ!バンドをつくろう!」。
自分たち兄弟のバンド「ブルース・ブラザース」のコンサートを開き、そこで5千ドルを稼いで孤児院を救う。
ジェイクはエルウッドとともにさっそく他のメンバーを集めようとするのだがーー。
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「ブルース・ブラザース」見どころ
![](http://on-air-mobility.org/wp-content/uploads/2022/05/The-Blues-Brothers.jpg)
映画「ブルース・ブラザース」の見どころとして音楽のオマージュは外せません。
タイトルの「ブルース・ブラザース」が示しているように、この映画ではブルースをはじめ、R&Bやポピュラーなソウルミュージックなど黒人音楽を中心とした音楽をオマージュしています。
最近におけるオマージュはパロディと混合されがちですが、「ブルース・ブラザース」では「大好き!」というノリが伝わってくるので、見ていて不快にはなりません。
その証拠というべきか、「ブルース・ブラザース」には、音楽好きにはたまらないバンドメンバーやミュージシャンが多数出演しています。
例えば盲目のシンガーソングライターにしてピアニストのレイ・チャールズが楽器店の店主として、しれっと出演したりしています(あまりにもナチュラルに出てきたので、二度見してしまいました!)。
しかし何といっても、「ブルース・ブラザース」の最大の見どころは
パワフルで、ズッコケてしまう展開です。
ブルース兄弟は孤児院を救うため、バンドを結成するにまで至ったのは良かったのですが、道中トラブルを起こしては目の仇にされます。
兄弟を敵視するのはシカゴ警察にナオ・ナチ、カントリー・ミュージックのバンド、さらには爆破を仕掛けてくる謎の女性など。
そんな連中を巻きつつ、兄弟は目的のお金を手に入れるものの、本気を出した警察にネオ・ナチはどこまでも追いかけてきます。
クライマックスではカーチェイスだけでなく、さらに物々しくなりますが、どこまでもコメディ調なので吹き出してしまいがちです。
「ブルース・ブラザース」感想
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ラストまで最高な映画です!
最初「ブルース・ブラザース」の見たとき、映画の見どころである音楽に関してはチンプンカンプンだったのですが、それでも思う存分楽しむことができました。
冒頭からカーチェイスがハチャメチャ過ぎて、いっそ清々しい気分になったことを覚えています。
作中、謎の女性が何度も襲撃を仕掛けてきて「この人は何なんだろう?」と思わせてくるものの、まさかのオチに「そうなる!?」と叫びたくなりました。
一難去ってまた一難。
けれどもそれを無理やり引きはがしいくパワフルな「ブルース・ブラザース」は本当にラストまで楽しませてくれる作品です。
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